平成17年度 問題6

土地の分筆の登記(土地の一部が別の地目になった場合にする分筆の登記を除く。)の申請に関する次の1から5までの記述のうち、正しいものはどれか。

 

 

1 仮差押えの登記がされている土地について、当該土地の所有権の登記名義人が分筆の登記の申請をするときは、仮差押債権者が承諾したことを証する情報を申請情報と併せて提供しなければならない。

 

2 共有名義となっている土地について共有物分割の訴えが提起され、当該訴えに係る訴訟において裁判上の和解が成立したときは、共有者として登記されている登記名義人のうちの1人は、和解調書の正本を代位原因を証する情報として、他の登記名義人に代位して、分筆の登記の申請をすることができる。

 

3 所有権以外の権利が敷地権である旨の登記がされている土地について、当該土地の所有権の登記名義人が分筆の登記の申請をするときは、当該所有権以外の権利を敷地権とする区分建物の所有権の登記名義人全員が承諾したことを証する情報を申請情報と併せて提供しなければならない

 

4 共有名義となっている土地の共有者として登記されている登記名義人のうちの1人は、他の登記名義人全員が承諾したことを証する情報を申請情報と併せて提供することにより、単独で、当該土地の分筆の登記の申請をすることができる。

 

5 信託の登記がされている土地について、受託者として登記されている者は、分筆の登記の申請をすることができない。

 

 

正解 2

1 ×

仮差押えの登記がされている土地について分筆する場合、仮差押債権者の承諾証明情報の提供は必要ない。

 

2 〇

共有名義となっている土地は原則、共有者全員で土地分筆登記を申請しなければならないが、共有物分割の裁判または訴訟上の和解によって共有物が分割された場合において、共有登記名義人の一部の者が分筆登記の申請をしないときは、他の登記名義人が代位して分筆登記の申請をすることができる。

 

3 ×

所有権以外の権利が敷地権である旨の登記がされている土地について分筆する場合、区分建物の所有権登記名義人の承諾証明情報の提供は必要ない。

 

4 ×

分筆登記は所有者の意思により申請するものなので、所有者(表題部所有者又は所有権の登記名義人)全員またはその相続人を含む全員の自由意思に基づいてなされる性質のものとなる。

 

5 ×

受託者は、信託財産に属する財産の管理または処分などの権限を有している。そして、信託の登記では、受託者を登記権利者とする登記がなされる。よって、登記記録から受託者であることが分かるため、受託者から分筆の登記を申請することができる。