平成28年度 問題2

相隣関係に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいのもの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。

 

 

ア 土地の所有者が隣地の所有者と共同して境界標を設けるときは、その設置の費用は、双方の土地の広狭に応じて分担する。

 

イ 境界線から50センチメートル以上の距離を保たないで建物の建築をしようとする者があるときであっても、建築に着手した時から1年を経過した後は、隣地の所有者は、その建築を中止させることができない。

 

ウ 土地の所有者は、隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その枝を切り取ることができる。

 

エ 土地の所有者は、境界の付近において建物を修繕するため必要があるときであっても、隣人の承諾がなければ、その住家に立ち入ることはできない。

 

オ Aがその所有する土地を甲土地と乙土地とに分筆して甲土地をBに譲渡し、これにより甲土地が乙土地及びC所有の丙土地に囲まれた袋地(公道に通じない土地)となった場合において、Aが乙土地を譲渡したときは、Bは、公道に至るため、丙土地を通行することができる。

 

 

1 アイ   2 アウ   3 イエ   4 ウオ   5 エオ

 

平成28年度 問題2 解説

正解 3