2007(平成19)年度 問題14(不登法・総論・筆界特定の流れ)

次の図は、筆界特定制度の手続の流れ図である。それぞれの枠に後記の1から5までの用語から適当なものを選んで当てはめた場合に、ウの枠に当てはめる用語として最も適当な用語は、後記1から5までのうちどれか。

 

 

1 意見聴取等の期日

2 筆界調査委員の指定

3 却下

4 筆界調査委員の意見提出

5 筆界特定登記官による審査

 

 

      筆界特定の申請    
          ↓    
         ア        イ  
         │    
  公告及び関係人に対する通知    
         ↓    
         ウ    
         ↓    
  事実の調査の開始    
         ↓    
         エ    
         ↓    
         オ    
         ↓    
  筆界特定    
         │    
  公告及び関係人に対する通知    

正解 2

ア 5 筆界特定登記官による審査

 

イ 3 却下

筆界特定登記官は、筆界特定が申請されたときは、遅滞なく下に掲げる却下事由を調査し、却下事由に該当するときは、当該申請の不備を補正することが可能な場合を除き、理由を付した決定によって却下しなければならない。

通知等をする前に却下事由の調査のため審査が入るため、アには「5 筆界特定登記官による審査」が入ることが分かる。

また、審査により却下事由に該当する場合は却下されるため、イには「3 却下」が該当する。

 

ウ 2 筆界調査委員の指定

筆界特定は、筆界調査委員の調査結果および意見を踏まえて筆界特定登記官が筆界についての判断を示すことで決定される。

法務局および地方法務局には、筆界特定について必要な事実の調査を行い、筆界特定登記官に意見を提出させるため、筆界調査委員が若干名置かれている。委員は調査士、司法書士、弁護士などの職務を行うのに必要な専門的知識および経験を有する者が任命される非常勤の国家公務員である。

事実の調査をするのは筆界調査委員である。よって、事実の調査の前のウに「筆界調査委員の指定」が入ることが分かる。

 

エ 1 意見聴取等の期日

筆界特定の申請があったとき、筆界特定登記官は、公告をしたときから筆界特定までの間に、筆界特定の申請人および関係人に対し、あらかじめ期日および場所を通知して、対象土地の筆界について、意見を述べまたは資料を提出する機会を与えなければならない。

 

オ 4 筆界調査委員の意見提出

筆界調査委員は、筆界特定の申請人および関係人に対する意見聴取の期日終了後、必要な事実の調査を終了したときは遅滞なく、筆界特定登記官に対し、対象土地の筆界の特定について意見を提出しなければならない。

筆界調査委員の意見提出は意見聴取の期日終了後であるため、エには「1 意見聴取等の期日」、オには「4 筆界調査委員の意見提出」が入ることが分かる。