AがBに対して100万円を貸し付けた後その返還期日を経過した事例に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。
ア AがBに対して、貸金の返還の催告をした後、その6か月以内に再び催告をしたときは、その時から6か月を経過するまでの間は、時効は、完成しない。
イ AのBに対する貸金返還請求を容認する判決が確定したときは、裁判上の請求によって中断した時効は、当該判決が確定したときから、新たにその進行を始める。
ウ AがBに対して貸金返還請求の訴えを提起した場合には、その訴訟手続きにおけるAの権利行使の意思の表示は、その訴えが取り下げられたときにおいても、Bに対する催告として時効の中断の効力を有する。
エ 時効の完成前にBがAに対しての債務の一部弁済として50万円を支払ったときは、当該債務の残務について時効の中断の効力は生じない。
オ 時効の完成後にBがAに対して債務の承認をしたときは、Bはその後その時効の援用をすることができない。
1 アウ 2 アエ 3 イウ 4 イオ 5 エオ