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複合用途建物の消防計画

先日、消防計画の作成と防火管理者選任届出の作成の依頼をお受けしました。

 

建物は、事務所と共同住宅が所在する雑居ビルで、テナントとして入居している事務所は7箇所ほどありました。

 

それぞれのテナントと共同住宅部分の共同で、管理会社から1名の防火管理者を選任する共同選任で行うということでしたので、書類として共同選任依頼書と防火管理に関する申出書を作成いたしました。

 

さらに、管理会社の社員を防火管理者に選任するにあたり、建物オーナーから管理会社に対して、防火管理について委託しているということを明確に証明するため、防火管理業務委託契約書を新たに締結してもらいました。

 

消防計画書の内容は、テナント、共同住宅、法定共用部分があり、けっこうボリュームのある内容になりました。自衛消防隊の編成、避難経路図なども作成しました。

 

今回の雑居ビルに関しては、テナントがすべて事務所であり非特定用途でしたので、共同選任でいけましたが、テナントに飲食店や物品販売店舗などの特定用途が入居している場合は、統括防火管理でなければいけないかもしれません。

 

そうなると、消防計画も防火管理者もそれぞれのテナントごとに必要になります。手間がかかりますね。